家庭用脱毛器の出力とは?ジュールの意味や業務用との違いを解説 脱毛コラム ホーム » 脱毛コラム » 家庭用脱毛器の出力とは?ジュールの意味や業務用との違いを解説 家庭用脱毛器の出力とは?ジュールの意味や業務用との違いを解説 脱毛器の製品情報に「ジュール(J)」という単位が表示されているのを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 一言でいえばジュールは脱毛器の出力を表しています。 本記事ではジュールの意味を詳しく解説するとともに、家庭用と業務用の出力の違いについて紹介します。 目次 ジュールとは 脱毛器の出力(パワー)を表すときによく使われるのがジュールです。 家庭用脱毛器の出力は、一般的に5ジュールから20ジュール程度が目安となります。まずは、出力に関する単位(ジュール・ワット)を簡単に理解しておきましょう。 出力の単位 脱毛器の出力を表す単位として、ジュール(J)が使われています。 ジュールは、エネルギーや熱量を示す単位で、脱毛器が発する熱エネルギーの量を表します。 つまり、脱毛器から照射される熱エネルギーの大きさを示しているのです。 ジュールは、国際単位系で定義されている単位の一つで、1ジュールは、1ニュートン(N)の力が物体を1メートル動かすときの仕事量に相当します。 ニュートンは、1kgの質量を持つ物体に1m/s²の加速度を与える力の大きさを表す単位です。 また、私たちに馴染み深い熱量の単位であるカロリー(cal)とジュールは、相互に変換できて1カロリーは約4.186ジュールに相当します。 脱毛の分野では、ジュールは毛母細胞や毛包を刺激するための熱量の指標となります。 ジュール数が大きいほど、より強い刺激を与えられるので、効果的な脱毛に期待できるというわけです。 ジュール単位での出力は熱量の総量 ジュール単位で記載されている家庭用脱毛器の出力は、あくまで熱量の総量を示しています。 同じ熱量でも、照射範囲の広さによって刺激の強さには違いがあります。 広範囲の光照射と比較すると、レーザー照射は狭い範囲に熱量を集中させるため、単位面積あたりの熱量が高く、より強い刺激を与えられます。 家庭用脱毛器の出力は、機種によっては1cm²あたりのジュール数で表記されることもあります。 この場合、照射面積を考慮することで、脱毛器がどのくらいの総熱量を発生させることができるかがわかります。 一方、1照射あたりのジュール数で表記されている場合でも、照射面積がわかれば、単位面積あたりの熱量を計算できます。 したがって、家庭用脱毛器の性能を比較する際には、単に総出力だけでなく、照射面積や単位面積あたりのジュール数を見ることが重要です。 家庭用脱毛器と業務用脱毛機の出力の違い 家庭用脱毛器の出力はジュールで表記されていることが多いですが、業務用脱毛機ではジュール単位の表記が一般的ではありません。 業務用脱毛機は家庭用脱毛器よりも消費電力が大きい場合が多く、それに伴いジュール単位での出力も高くなります。 家庭用脱毛器と業務用脱毛機では、出力だけでなく、照射範囲やパルス幅、冷却装置の有無など様々な点で違いがあります。 家庭用脱毛器の出力からわかる特徴 家庭用脱毛器は出力が低く設定されていますが、高出力な業務用脱毛機と比べて、どのような違いがあるでしょうか? ここでは、家庭用脱毛器の良し悪しを見ていきましょう。 痛みの出やすさ 家庭用脱毛器では、脱毛時に感じる痛みのトラブルが起こりにくいのが特徴です。 施術中、痛くて我慢できないという問題は特にレーザー脱毛でよく見られますが、家庭用脱毛器ではあまり起こりません。 しかし同じ光脱毛でも、業務用脱毛機の場合には、毛の密集している部位は、出力の違いから人によって痛みを感じる方もいるでしょう。 脱毛効果 家庭用脱毛器は安全性を重視して家庭でもトラブルなく使用できるように出力が抑えられており、業務用脱毛器と比較すると、効果が出るまでに時間がかかる場合が多いです。 具体的には、毛母細胞や毛包に十分な熱エネルギーを届けるための出力が低いため、毛の成長を抑制する効果が緩やかになります。 ただし、継続して使用することで脱毛効果を実感できる方もいます。 自宅よりもセルフ脱毛サロンがおすすめ 家庭用脱毛器は手軽に脱毛を行える便利な製品ですが、出力が低いため、効果を実感できずに脱毛を断念するケースが多く見受けられます。 そのようなことを防ぐためには、家庭用脱毛器よりも出力が高い脱毛機で処理できるセルフ脱毛サロンの利用がおすすめです。 セルフ脱毛サロンでは、家庭用脱毛器のメリットであるプライバシーの確保もしっかりとされた個室でプロ仕様の脱毛機でケアできます。 自分で脱毛をしたいと思ったら、自宅での脱毛よりも効果が出る可能性の高いセルフ脱毛サロンを検討してみましょう。 まとめ 家庭用脱毛器の出力は熱量の単位であるジュール(J)で表記されますが、熱量の総量が多い場合でも、広範囲に分散して照射されると脱毛効果が薄れることがあります。 家庭用脱毛器を比較する際には、面積あたりの熱量を指標とすることが重要です。 ただし、家庭用脱毛器の出力は業務用脱毛機に比べて低いため、十分な脱毛効果が得られないことがあります。 セルフ脱毛でツルツルになりたいと思っても、家庭用脱毛器だけでは難しい面もあるので、セルフ脱毛サロンの高出力の脱毛機の利用をおすすめします。 この記事を書いた人 7年間エステティシャンとして従事し、2級認定脱毛士資格(日本脱毛安全普及協会)を保有。正しく安全な脱毛知識や最新の美容トレンド情報を発信すべく脱毛コラムを執筆。"楽しく分かりやすく"をモットーにセルフ脱毛を身近に感じていただけるよう、疑問や不安に応えるコンテンツを連載しています。 佐々木はるか 美容脱毛ライター|元エステティシャン コラム一覧戻る